絵でどうにかなりたいブログ

イラストレーターの活動記録

やりたいことが見つからなくて必死に探していた話

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こんにちは!イラストレーターのさかもとこのみです。

 

今日は、私がやりたいことが全くなかった頃から「学校の先生になろう!」と決めるまでのお話です!

 

結局のところ現在先生はしていませんが、今、自分のやりたいことや将来の夢で悩んでる人、目標がなくて何かしたいなあと思ってる人のヒントにはなるんじゃないかと思ったので書いてみます。

 

 

学校の先生を目指していた話もこちらから読めますのでぜひ。

 

konomiracle.hatenablog.jp

 

 

将来の話題ってやだよね

私は小中学生の頃、「将来の夢」がありませんでした。

 

今でこそイラストレーターとして絵を描いたり、グッズを作ったり、イベントに出たりとどんどこ活動をするようになり、やりたいことも自信を持って人に話せるようになりましたが、昔は「将来の夢」「進路希望」「職業」系の話題が嫌で嫌で仕方ありませんでした。

 

小学生の時の「将来なりたい職業について調べてみようね〜」という時間がトラウマすぎて今でも鮮明に覚えています。職業を1人ひとつ、2時間かけて調べてまとめるんです。それも「自分がなりたい職業」を。私は特に何もなかったので、将来の夢が決まっていないことに不安を抱えつつ、仕方なくお花屋さんについて調べました。「手が荒れる」という情報しか頭に入りませんでした。お花屋さんについて調べたから、お花屋さんにならないといけないのかもしれない、とも思いました。

 

中学生の時はさらに明確に「将来の夢を紙に書いて提出してね〜」という時間がありました。これもトラウマです。小学生の時よりは知っている職業の数が増えました。「保育士、美容師、デザイナー。お花屋さん。だめだ。自分の頭ではもう思いつかない。こ、この中から選ばないといけないのか。ヒエェ。」なんて思いながらデザイナーと書いた記憶があります。全然なりたい職業ではありませんでした。隣の席の男の子と、斜めの席にいた女の子のお友達は2人とも「公務員」と書いていて、私はまた、ヒエェ。となりました。

 

さかもとこのみ流、やりたいことの見つけ方

そんな私が「やりたいこと」を意識して探し始めたのが高校生の頃です。

 

きっかけは文系・理系の選択をしなければならなかったことです。ちゃらんぽらんだった私でも「この選択でそこそこ大きく道が分かれるな?」と察したわけです。そこで初めて将来の夢について真面目に考え始めました。

 

将来の夢を考えるとはいえ、机に向かってじっとして頭を悩ませても、おそらく見つかりません。

 

「好きなことや得意なことを仕事にすると良い」ということだけは噂に聞いていたので、生活の中で私は「自分の好きなことや得意なこと」を気にするようにしてみました。こうしてアンテナを張ると、結構見つかるんですよ。例えば…

 

 

「パン屋さんのパンって美味しいわ〜。本当好きだわ〜。スーパーやコンビニのパンはそんなに好きじゃないけどパン屋さんのパンって最高なんだよな〜。どれにしようか悩んじゃうもん。焼きたての匂いも良い〜〜。あっそうだパン屋さんになっちゃおうかな」

 

  

「また前髪伸びたよ〜。自分で切ろっと。なかなか上手いよなあ。あれ?もしかして才能ある?美容師できるんじゃね?」

 

 

「文化祭のポスター作り楽しいなあ〜フォトショで画像編集するの結構好きだな〜〜CGクリエイターとか楽しいかもな」

 

「はーーーーっ!宇宙って面白いなーー!火星と木星あたりが特に好きだわー。星って素敵だわー。よおし、決めた!宇宙飛行士になろーっと。」

 

 

「国語だけはいつも点数いいな〜。授業も楽しいしな〜。国語なら一生勉強してもいいわ〜。これくらいなら教えられるし、塾の先生でもやってみっか!」

 

 

「人生最後の修学旅行…楽しかった…もうないんだ修学旅行…また行きたいな…あっ学校の先生になったらまた行けるのか、学校の先生やろ」

 

 

「旅行って楽しいよな。旅人になるか」

 

 

こんな風に、思いつくたびに「私、宇宙飛行士になるわ。」「私、登山家になるわ。」などと言っていました。現実的なものも、そうでないものもありますが、「将来」がNGワードだった私に、いくつもの将来の夢候補が生まれたのです。これには私もびっくりしました。

 

 

習いごとやボランティアなど無理に特別なことをする必要はなくて、普段の学校の勉強やイベントや、趣味や遊びを一生懸命やっていたら結構見つかります。全力で取り組むって、そういう意味で大事なんだと思います。

 

ということで私の高校時代の将来の夢候補はこんな感じでした。

 

・登山家

・CGクリエイター

・宇宙飛行士

・塾の先生

・学校の先生

・パン屋さん

・美容師

 

 

 

 

大学生の時は「ヒーローになりたい」と言っていましたが、これは『僕のヒーローアカデミア』の影響です。本気でヒーローになりたいと思ってました。(漫画もアニメもおすすめだよ)

 

 

 

やりたいことが見つかったら

将来の夢候補がたくさん生まれたのはよかったですが、まだ候補です。将来の夢ではありません。現実は厳しく、ここからさらに道を絞っていかなければなりません。私は候補の中でも「特に楽しそうと感じる」「お給料が安定しそう」な学校の先生を目指し始めました。

 

 

ただ、「将来の夢候補」のものは興味があったので、機会があったらチャレンジしてみてました。

 

高校や大学で宇宙の分野を勉強できる科目を選択してみたり。オープンキャンパスでデジタル系の大学へ行き、3DCGソフトを実際に触ってみたり。筑波山を登ったり。アルバイトで、パン屋さんや塾で働いてみたり。ボランティアや教育実習で学校の先生も体験しました。

 

 

「全部挑戦してみよう!」と意識高く行動したわけではなく、自分の興味がどこにあるか分かったことで、チャンスがあった時にどんどん飛び込んでいけたという感じです。

 

少しでも経験してみることで「楽しいけどこれはもういいや」と満足したり、「ちょっと思ったより難しいな」と気づいたりできるので、積極的に触れてみるのはいいことだと思います。

 

もし私がどれも体験しないままイラストレーターをしていたら、「塾の先生もやってみたいんだよなあ」「パン屋さんになりたかったなあ」などの邪念が入り、今の仕事の邪魔になっていたかもしれません。悩む時間がもったいないので、職業に限らず、気になることはどんどんやってみるべきだと私は思ってます。

 

まとめ

「アンテナを張って、ささいなことでも、自分の好きなことや得意なことを見つける」

「今、目の前にある自分にできること、やるべきことを一生懸命やってみる」

 

私は、やりたいことを見つけるためにこの2つが大事だと声を大にして言います!!行くよ!

この2つが大事だ!!!

 

私は大学に入ってから、教員からイラストレーターに急激な路線変更をしていますが、やっていることは変わりません。自分の好きなことや得意なことを模索していった結果こうなりました。

 

自分がクリエイティブな活動をしたいと気づけてからは、大袈裟に聞こえるかもしれませんが、人生が変わりました。あの瞬間、急に世界がキラキラして見えたんですよね。本当に。大袈裟に聞こえますよね。笑

 

目標のある人生は楽しいですよ。

 

以上、やりたいことが見つからなかったけど探したら結構見つかった話でした。読んでくれてありがと〜。それではまたね!